こんにちは。 ハウスメーカー営業歴17年のゆうです。
毎日コツコツ働いていたら、いつの間にかアラフォーです・・・。
そろそろマイホームが欲しいな~っていう皆様、
以下のような事で、お悩みではないですか。
・「そろそろマイホームが欲しいけど、何から始めればいいんだろう・・・。」
・「高い買い物だし、一生に一回だから、絶対に失敗したくない!!」
・「相談する人もいないし、いきなり展示場にいくのもコワいしな・・・。」
そんな方は是非、参考に読んでみてください。
【失敗しない】家づくり何から始める??
家づくりは何から始めるべきか・・・。
それはずばり
「資金計画」です。
これを最初にやる事で、いろいろなリスクを回避できます。
自分達の予算を把握するというのが、一番大事です。
資金計画を考えずに、失敗した例を3つご紹介します。
【お金は大事!!】マイホーム建築の失敗例
①予算を把握していなかった為、建てた後の生活が苦しくなってしまった例
Aさんは、結婚して間もなく注文住宅を建てました。
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建てた当時は共働きで、子供もいなかったので
その時にできる最大の返済額でお家を建てました。
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3年後、子供が生まれ奥さんが仕事を辞めました。
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5年後、二人目が生まれ、さらに生活がギリギリに・・・。
解説
将来的なシミュレーションをせずに、今できる返済金額から予算を組んでしまい失敗した例です。
子供がいない段階でお家を建てる場合は、二人の時とはお金のかかり方が違うので、しっかりと考えて予算を建てなければなりません。
また、生活費だけでなく「子供の教育資金」、「夫婦の老後の資金」も考えておく必要があります。
ライフシミュレーションを、最初に行っておくのがいいと思います。
②予算を把握していなかった為、欠陥住宅を建ててしまった例
Bさんはインターネットで気になる土地情報をみつけ、
不動産やさんに問い合わせました。
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すぐに土地を気にいって、予約する事に・・・。
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契約前に、住宅ローンの事前審査をすると、
4000万円まで借りられる事がわかりました。
↓
気にいった土地は、2800万円。
お家は諸費用含めて1200万円で建てないといけません。
↓
土地は気にいっていたので、1200万円で建てられるローコストが売りの工務店でお家を建てました。
その結果、欠陥住宅で3年で売却・・・。
解説
予算を把握せずに、土地だけにお金をかけてしまって、建物で失敗してしまった例でした。
不動産屋さんは、できるだけ高い土地を売った方が、仲介手数料という報酬の額も高くなるので、建物の予算はあまり考えず、高い土地を紹介するケースが多いようです。
もちろん、安い土地よりも、高い土地の方が魅力的な土地であることが多いですよね。
(駅に近くて、日当たりが良くて、広くて、便利で・・・という土地が安いはずがないですよね。)
住宅ローンの事前審査は、土地を探す前にやった方が良いかもしれませんね。
③予算を把握していなかった為、気にいった物件を逃してしまった例
Cさんは、当時住んでいたアパートの近くで偶然、良い売地を見つけた。
↓
奥さんもかなり気に入り、本気で欲しいと思いましたが、
当初の予定よりも高かったので、躊躇していた。
↓
数日後、その土地が売れてしまった。
↓
奥さんがっかり・・・
解説
予算をしっかりと把握していなかった為、良い土地がでたタイミングで躊躇して買えなかった失敗例です。
これ、実は僕の体験談です。
以前、僕が住んでいたアパートの近くに、売地がでているのを妻が偶然見つけてきました。
妻は「買おうよ!!」ってなったのですが、
僕は「その金額だと結構高いし、無理じゃない~」っていって
本気で考えませんでした。
その結果、すぐに売れてしまい、妻はガックリ・・・。
それを機に、自分でもしっかり予算を考えておこうと思い、
以下の3つの事を行いました。
【これで安心♪】資金計画で必ずやるべき3つのステップ
ライフシミュレーション
まずは、ライフシミュレーションです。
ライフシミュレーションというのは、将来の家庭内収支をシミュレーションするものです。
結婚、出産、マイホーム購入、車の買い替え、旅行、子供の入学、セカンドライフと人生にはたくさんのイベントがあり、そしてお金がかかります。
その中でもマイホーム購入は、一番大きな買い物と言ってもいいのではないでしょうか。
それゆえに、ほとんどに人が「漠然とした不安」を抱えています。
この不安を解消しないと、気持ちよく家づくりができません。
いざ、踏み出そうとしたときに、私のように躊躇してしまいます。
絶対に、一番最初にやっておく必要があります。
ライフシミュレーションは、FP(ファイナンシャルプランナー)という資格をもっている人が行う事ができます。
FPは、銀行や保険屋さん、証券屋さんなどに多く在籍しています。
私も、FP資格を持っていますが、信頼できる人がいるのでその人に頼んでやってもらいました。
「ローン返済が〇万円だと、結構ギリギリだけど、奥さんが〇歳からパートにでて、〇万円稼げれば大丈夫だよ」・・・・とか、
「老後の貯金が少し不安だから、今のうちに積み立てNISAを、〇〇の投資信託で、月に〇万円ずつ始めた方がいい」・・・とか。
「子供の教育資金は、〇〇の学資保険で月に〇万円ずつ積み立てておくといいよ」・・・。
など、いろいろとアドバイスをしてもらったので、今は安心して生活しています。
ライフシミュレーションは、大きなお金が動く家を建てるタイミングで行うのがベストだと思います。
是非、やってみてください。
ご興味があれば、いい人をご紹介しますよ♪
住宅ローンの事前審査
続いては、住宅ローンの事前審査です。
①審査により、借入できる金額と金利が決まる
まずは、自分がいくら借りられて、どのくらいの返済になるのかを知りましょう。
事前審査は、銀行の住宅ローンセンターに書類を提出する事で審査してくれます。
その際には以下のモノが必要になります。
・最新の源泉徴収票
・運転免許証
・健康保険証
源泉徴収票からは、「年収」、「勤め先」、運転免許証からは本人確認と、
年齢など、健康保険証からは「勤続年数」を確認します。
これらの情報から、どのくらいの返済能力があるか、どれだけの安定感があるか等を考慮して、希望借入額と金利を判断します。
これらのポイントが高ければ高い程、たくさん借りられますし、金利も安くなります。
医者や看護時などの専門職、学校の先生や市の職員などの公務員、大手の上場企業などは優遇されるケースが多いです。
逆に、自営業やフリーランス、企業の社長や役員は借入がしにくい場合もありますので、事前に相談しておく事をお勧めします。
②審査により、借入できない場合もある
以下のような場合は借入ができない場合があります。
・自営業を始めたばかり
・転職してまだ日が浅い
・他にたくさんの借金がある
・キャッシュカードをたくさんもっている。
・過去にキャッシングなどで返済が滞った事がある
・持病を持っていて生命保険に入れない・・・。
もし、お心当たりがあり、心配な方は銀行に一度ご相談ください。
以前お手伝いしたお客様は・・・
カードをたくさん持っていて、キャッシングでお金を借りていなくても、借りられる枠の設定が高かったので、それを借りているのと同じと見なされてしまいました。
また、車のローンも残っていて、結果、買いたい物件が買えませんでした。
その後、カードを整理し、残債をなくして、「指定信用情報機関」に登録されている内容を確認して、借金やカードの情報が消えてからローン審査をし、めでたくお家を建てる事ができました。
住宅ローン事前審査は、早めにやっておく事をお勧めします。
親への相談
最後に親への相談です。
私はありがたい事に、私のお父さんお母さん、妻のお父さんお母さんに援助してもらい、マイホームを持つことができました。
お父さん、お母さんありがとう♪
実は今、景気を回復させるための政府の政策の中で、
「住宅資金贈与の非課税」というものがあります。
簡単に言うと、
「親御さんが、息子や娘の住宅取得のタイミングで
資金を援助する場合、最大で1500万円まであげても、贈与税をかけませんよ。」
という決まり事です。
(※2021年1月15日現在)
贈与税というのは、税金の中で一番高く、仮に1500万円をポンともらうと、
約600万円の贈与税を国に支払わないといけなくなります。
それがこの制度を使うと、無税でいいというのです。
また、親御さんにとっては、お金をたくさん持った状態で死んでしまうと、
相続税という税金がかかるので、できるだけもっている現金は少しずつ減らしていく必要があります。
そこで、息子や娘が家を建てるタイミングで、お金を出すことが税金対策になります。
国も、お金を貯めこんでいる「親御さん世代」に、お金を使ってもらう事で、
経済が活性化し、景気に良い影響を与えてくれる・・・
という「WIN WIN WIN」の関係です。
ですので、お家を建てるタイミングでは、親御さんに相談する事をお勧めします。
また、この税制について知っておくとお得です。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4508.htm
まとめ
ちなみにCさんである僕は、
ライフシミレーションをして月々の返済金額を確認し、
住宅ローンの事前審査を行って、ローンを借りる事ができる事を確認し、
親に資金の相談をしたタイミングで、
「逃してしまった物件の隣の土地」が売りにでて、即決める事ができました。
「備えあれば、憂いなし」
準備をしっかりしておきましょう。
皆さんが、後悔のない家づくりができるよう、
僕も陰ながら応援しています♪